お客様に選ばれるチラシ作成の3つのコツ
皆さんはチラシを作成するときに何を意識して作成しますか?
おすすめの商品や安い商品を大きく掲載するだけではあまり効果がありません。
そこで今回はチラシを作成するうえで必要な3つのコツを紹介します。
これを意識すればお客様の心にも届くはずです。
Contents
チラシの基本
チラシを知る
そもそもチラシの目的とはお客様と長期的な信頼関係を作り上げることです。
お客様により多くの商品を買ってもらうためにチラシは有効活用されます。
チラシはあなたの商品・サービスを
知るきっかけ・思い出すきっかけになります。
知るきっかけとは皆さん何となく想像がつくと思いますが「こんなことをしていますよ」といういわばお知らせです。
じゃあ思い出すきっかけとは?…満足の誤解を解くために必要なものです。
一度来店したら次近くに来ても同じお店に行くことはあまりないですよね。
そのお店が「よかった」ということは覚えていてもどんな名前だったか、どこにあったかを覚えている人はほとんどいません。
なぜならほとんどの人が忘れているからです。
そこで最寄りの駅などでチラシを配ってみるとどうでしょうか?
「そういえばあそこのあれよかったな」と思い出してもらえますよね。
つまり「1度来てもらって満足してもらったからまた来てもらえる」という誤解を解くために思い出すきっかけが必要となります。
知るきっかけと思いだすきっかけは作り方が違うため、分けて作成しなければいけません。
知るきっかけ・・・知らない人に伝える
思い出すきっかけ・・・商品を1度買ってくれた人
という様に分けられます。
では自分たちが作るチラシはどっちだろう?
そうして考えてみることで作るべきチラシが見えてきます。
チラシを知るコツは、知るきっかけ・思い出すきっかけを作ることです。
チラシをより具体的に
大きく分けて2つのポイントが存在します。
誰に伝えるか?何を伝えるか?
ということです。
まずは誰に伝えるかです。
あなたが来てほしいお客様1人を思い浮かべて11の質問に答えてください。
あなたの来てほしいお客様は、
・男性ですか?女性ですか?
・何歳ですか?
・どんな家族に囲まれていますか?(性格、特徴、容姿など)
・どんなところに住んでいますか?
・どんなお仕事をしていますか?(社内の立場でもOK)
・有名人や著名人に例えると誰ですか?
・どんな人ですか?(性格、特徴、容姿など)
・良いところはどこですか?(言葉遣いなど)
・口癖は何ですか?
・今何に困っていますか? ☆
・その人のささやかな夢は何ですか?
この中で特に重要なのはその人が今何に困っているかということです。
何に困っているのかを思い出してみることで、どのようなものをチラシに掲載するかということも見えてきます。
商品がたくさんある場合はその商品ごとにお客様を想像してもいいですよね。
1番大事なのは来てほしいお客様にニーズの答えて、伝えるということです。
次に何を伝えるかです。
何を伝えるかを明確にしないとお客様は買いに来てくれません。
そこでお客様のメリットを考えることでお客様の悩みを解決するヒントが見えてきます。
お客様が抱える2種類の悩み
・マイナスの悩み・・・痛みや苦しみをゼロにしたい
・ゼロの悩み・・・夢や希望をプラスに(実現)したい
これらが明確であれば必ず伝わります。
お客様の悩みが解決することは、お客様にとってのメリットということになります。
悩みを解決できるものがあると分かれば、お客様は足を運んでくれるはずです。
チラシを具体的に作成するコツは誰に、何を伝えるか明確にすることです。
お客様に選ばれるチラシとは
商品やサービスではなく、自分を売るということです。
こちらはお客様の心理といった風に考えてみてください。
どうせ買うなら知っている人・気に入っている人・信用している人から買いたいのが人間の性です。
「こないだおたくで買ったあれよかったからまた買おうかしら」
なんて知らない人から買ったり、初めての場所で買ったらこうはならないですよね。
例えば、スマホのアプリなどで知らない人と取引する場合を想定してみてください。
たぶんほとんどの人がこの人と取引をしてちゃんと商品は届くのだろうか、お金を振り込んでくれるのだろうか、と思いますよね。
あなたのお客様も同じです。特に高額な商品を買うときはいつも以上に信用できるかを考えます。
何かあってからでは遅いですから。
信頼を得ているところから買うというのは、当たり前の行為なのです。
このことから、「ここなら大丈夫」と思えるものこそお客様に選ばれるチラシとなります。
お客様を自分に置き換えて考えてみると作成しやすくなりますよ。
お客様から選ばれるチラシを作る最大のコツはお客様から信頼を得て、ニーズに応えることです。
チラシ作成の基本は、この3つのコツに重点を置くことが大切です。
実践方法
業務の合間にチラシを作るコツ
これには「呼びかけ」「自己紹介」「つかみ」「行動」の4つのポイントがあります。
*呼びかけ・・・チラシを読んでほしい相手の特徴を書く
誰にチラシを読んでほしいかを
●●●●●●に悩んでいる◆◆◆◆へ
などのように具体的に書いてみてください。
もし自分に当てはまっていたら、その商品を買えば悩みが解決できると思いますよね。
*自己紹介・・・親近感を演出する
全然知らない人と話をするとき何を話したらいいかわかりませんよね。
でも何か共通点(同じ●●)を見つけたらそこから話は広がっていきます。
自分に置き換えて考えてみてください。
*つかみ・・・相手の気持ちを引き付ける情報
お客様の心をつかむには不安を取り除いてあげることが大切です。
不安を取り除いてあげるには6つのポイントがあります。
・価格…高すぎないか/安すぎないか
・価値…効果はあるのか/自分に合っているか
・身体への影響…健康に害はないか/自分に合っているか
・世間体…ほかの人の使用率/みんなが使っているのは嫌
・時間…もっと時間をかけて検討したい
・心の負担…手続きが面倒くさそう/営業されそう
これらの不安を取り除いてあげることで効果はかなり変わってきます。
*行動・・・お客様にしてほしい行動を伝える
あなたはお客様にどんな行動をしてほしいですか?
それによって必要な情報を掲載する必要があります。
お店に来てほしいのに場所がわからなかったら話になりませんよね。
つまりお客様にどういった行動をしてほしいかを予測して、それに適した情報を載せることが大切です。
実際にチラシを書いてみよう
さて、いよいよ実践です。
今までのことを思い出してみてください。
- 商品・サービスを決める・・・チラシで伝えたい商品・サービスは何ですか?
- 呼びかけを決める・・・あなたのチラシ、誰に読んでほしいですか?
- チラシを書く・・・売り込まないチラシフォーマット
例も載せてみたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
例)
1.スーツ
2.この春社会人になる学生たちへ!
3.新社会人になるための準備を始めませんか?
どうでしょう?
皆さんは上手く書けましたか?
まとめ
今回の記事で1番大切なのはお客様の悩みを解決し、ニーズに応えてあげることです。
チラシに悩みを解決できるということが書いてあればお客様は自然とお店に足を運んでくれます。
いかに売り込むかを考えるのではなくお客様へのちょっとした配慮で、お客様に選ばれるチラシは作成できるでしょう。